本校の特色と取組

本校の校区は、海岸から田園地帯を挟んで丘陵地まで、帯状に広がっており、多様な自然環境を有する。保護者・地域住民の本校に対する思いや願いは熱く、学校教育には協力的で、保護者や地域と一体となっての活動が多い。

(1) 地域と一体となって取り組む体験活動

児童の体験活動は、地域の諸団体、住民、保護者の協力を得て、充実したものとなっている。地域の人・もの・文化等とのかかわりを通して、感謝の心、勤労の尊さ、郷土愛等、豊かな心を育成していくことに重点を置いている。平成２３年度に芝生化された運動場を地域総ぐるみで維持管理する活動を通して、地域の教育力に感謝し、地域とともに学校を創り上げる喜び、充実感を高めていきたい。また、芝生上での活動を通して、体力の向上と豊かな心の育成に励んでいきたい。

(2) 福祉施設との交流

本校区には、今治療護園・育成園、特別養護老人ホーム「みどりの郷」、正光会今治病院等の福祉施設がある。児童やＰＴＡは施設の行事に参加したり、学校行事に招待したりするなど、共に活動し交流を深めることによって、福祉教育の充実を図っている。

(3) ボランティアの活用

婦人会、老人会等の地域の団体や個人の教育力を活用し、読書活動や郷土、栽培、環境、福祉、伝統行事などに関する地域に根ざした充実した学びを展開している。また、『富田総ぐるみこどもまもり隊』『富田えがお芝生隊』『読書ボランティア』等、地域ぐるみで結成している諸団体と連携して、児童の健全育成に取り組んでいる。

本校では、保護者・地域とともに歩む学校を目指し、教職員の協働体制の下、『 “ みんなで実践「かきくけこ」”（考える、気付く、工夫する、けじめを付ける、行動する）』を合言葉として、家庭や地域社会から信頼される開かれた学校づくりに取り組んでいる。